善き人のためのソナタ

今はもうない壁のむこう側の時代。描かれているのは国家の歴史でもあり、愛の物語でもある。
感情を見せないおじさんが、いつからあの気持を抱き始めたのか?この経過は分かりづらくなっているのだが、その分、余韻と想像を残してくれるのがいい。
歴史的大事件によって映画は終わるのかと思ったら、数年後、そして更に数年後と、丁寧に描かれる。見た人は何度も思い出さずにはいられないだろう。胸に染み入る最後の言葉を。

ポスターのおじさんはソナタを聴いているのではなかった。いや、ソナタも聴いていたんだけど。

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