2008年4月アーカイブ
フィクサーとは、事件をもみ消す黒幕のことらしい。
だが予想していた渋さはなく、借金をしてまで賭け事にあけくれるおっさんが主人公だ。
ストーリが理解しずらい上に、画面が始終暗くて寝そうになった。そのようななか、アカデミー助演女優賞のティルダ・スウィントンに注目しても見るが、それほどすごい役どころとも思えない。ジョージ・クルーニーのかっこよさだけで最後まで見れたという感じ。
地方を舞台にした映画は好きだ。
美しい景色や聞きなれない言葉、独特の食べ物や風習といった、同じ日本にいながらあまり触れることのない生活をかいま見ることができる。それらは多感な高校時代を通して描かれる場合が多かったが、「チェスト!」の主人公は小学校生活最後の夏休みを迎えようとしている子供たち、というのもなんとも素朴でいい。子供たちも先生も、演技がうまくないないのがかえって自然なのだ。まるで、あのころの夏がきらやかな鹿児島の海に蘇ったかのように見えた。
「チェスト!」とは気合いを入れる掛け声で、鹿児島の言葉だという。「ファイト!」に似た用法に思えるが、聞いたことがないためかまったく気恥ずかしく感じられないのがよいところ。それでいて、最初は遠泳大会に乗り気ではなかった子供たちが、それぞれの壁を乗り越えながら力を出し切って泳ぐ姿に、いつのまにか胸が熱くなるのだった。
ラストでは、私も大声で応援したくなった。
美しい景色や聞きなれない言葉、独特の食べ物や風習といった、同じ日本にいながらあまり触れることのない生活をかいま見ることができる。それらは多感な高校時代を通して描かれる場合が多かったが、「チェスト!」の主人公は小学校生活最後の夏休みを迎えようとしている子供たち、というのもなんとも素朴でいい。子供たちも先生も、演技がうまくないないのがかえって自然なのだ。まるで、あのころの夏がきらやかな鹿児島の海に蘇ったかのように見えた。
「チェスト!」とは気合いを入れる掛け声で、鹿児島の言葉だという。「ファイト!」に似た用法に思えるが、聞いたことがないためかまったく気恥ずかしく感じられないのがよいところ。それでいて、最初は遠泳大会に乗り気ではなかった子供たちが、それぞれの壁を乗り越えながら力を出し切って泳ぐ姿に、いつのまにか胸が熱くなるのだった。
ラストでは、私も大声で応援したくなった。
現代も終わることのないアメリカの戦争とは、こうして作られるものだと知った。議員の人気集めのために始まり、マスコミによって宣伝され広まる。そして、志願して遠い国に行くのは学費免除が必要な学生だ。もちろん、それらに無関心な者も多い。テーマは面白いが、主要人物の独白ばかりで疲れた。
だが、この豪華キャストで見ないわけにはいかないだろう。
悪いイメージのトム・クルーズも新鮮。
だが、この豪華キャストで見ないわけにはいかないだろう。
悪いイメージのトム・クルーズも新鮮。
久しぶりに見たのに、まったく衰えることのないコン・リーの美しさ、豪華な衣装とセット、それだけでも見ごたえあるといえよう。
中国の王族の贅沢な暮らしぶりは、中世のベルサイユ宮殿にも劣らない様子だ。ただ、後半は目を覆いたくなるほど残忍なシーンの連続。
北京五輪の開会式を演出する予定のチャン・イーモウが、この時期にこのような映画を公開しても良かったのだろうか?
中国の王族の贅沢な暮らしぶりは、中世のベルサイユ宮殿にも劣らない様子だ。ただ、後半は目を覆いたくなるほど残忍なシーンの連続。
北京五輪の開会式を演出する予定のチャン・イーモウが、この時期にこのような映画を公開しても良かったのだろうか?
毎年恒例(?)の高校部活動シリーズに見えるが、よくある「みんなでがんばろう!」といったものではないのが新鮮だ。あまりに自信過剰なひとりの少女に起こる小さな事件と成長を自己中心的に描き、これまでにはない微笑ましい映画となっている。
ヒロインは自分のルックスと歌声に自信をもつ勘違い女子高生。それが夏帆のとぼけたかわいさもあって、コメディとして面白い前半。彼女が急に自信をなくしたときに出会う、男子合唱部の熱さ圧倒される中盤。そして合唱の気持ちよさあふれるラスト、打ち込む分野は何であったにしろ、多くの人が通過してきた多感な時期を、思い出さずにはいられなくなるだろう。この映画のために作られたというゴスペラーズの合唱曲も印象的だった。
弾き語りの薬師丸ひろ子がいい。
若いころの彼女の映画を見たことがあれば、ハッとするシーンだ。
ヒロインは自分のルックスと歌声に自信をもつ勘違い女子高生。それが夏帆のとぼけたかわいさもあって、コメディとして面白い前半。彼女が急に自信をなくしたときに出会う、男子合唱部の熱さ圧倒される中盤。そして合唱の気持ちよさあふれるラスト、打ち込む分野は何であったにしろ、多くの人が通過してきた多感な時期を、思い出さずにはいられなくなるだろう。この映画のために作られたというゴスペラーズの合唱曲も印象的だった。
弾き語りの薬師丸ひろ子がいい。
若いころの彼女の映画を見たことがあれば、ハッとするシーンだ。
急に始まるインド旅行は目的もわからず、かみ合わない3兄弟のペースについていけない。ここはエスニックな寝台列車の珍しさや、途中に降り立つ異国の描写を楽しむしかないのか、と諦めかけた。
だが、列車を降りて旅が終わるかのように見えたあたりから、急に面白くなる。そこで出合った事件をきっかけに、回想が入り、それまでばらばらだった家族の気持が整理され、組み立てられていくかのようだ。だがそんなことはなく、最後まで心ひとつになることのない兄弟であった。そういった部分を許し合い、決して取り繕うこともなく、それでも一緒にいられるのが家族なのだ、と微笑まずにいられなくなる。もう一度、旅は終わりそうになってからも続く。
牧歌的なインドを突き進む列車なのに、なぜかエンドロールは「オー・シャンゼリーゼ」。そのメロディが抜群に心地良くて、こんなに胸いっぱいで映画館を後にしたのは久しぶりのことだった。
だが、列車を降りて旅が終わるかのように見えたあたりから、急に面白くなる。そこで出合った事件をきっかけに、回想が入り、それまでばらばらだった家族の気持が整理され、組み立てられていくかのようだ。だがそんなことはなく、最後まで心ひとつになることのない兄弟であった。そういった部分を許し合い、決して取り繕うこともなく、それでも一緒にいられるのが家族なのだ、と微笑まずにいられなくなる。もう一度、旅は終わりそうになってからも続く。
牧歌的なインドを突き進む列車なのに、なぜかエンドロールは「オー・シャンゼリーゼ」。そのメロディが抜群に心地良くて、こんなに胸いっぱいで映画館を後にしたのは久しぶりのことだった。
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