2008年9月アーカイブ

新旧名子役の共演とあっては内容がなんであれ気になるものだ。冒険ファンタジーとも知らずに見始めたら、オープニングの海のアニメがかわいくて、童話のような世界にすぐに引き込まれた。
ジョディ・フォスターがどうしてこのようなファミリー映画に出ることになったのかは想像がつかない。何をやってもサスペンスに見えてしまうのは、演技がうますぎるのかなんなのか分からない。笑わそうとしているのだろうか?
今回はかわいいだけで、あまり魅力を発揮することのなかったアビゲイル・ブレスリンが残念。ジョディのような女優に育つのかな。
チェロの音色が印象的。
死をテーマにしていながら、これほど親しみやすく描いているのは素晴らしい。恐ろしくて悲しいなかに、少しばかりの可笑さがあり、多くの思いやりがある。死によって見えてくるのは、その人の生き方や、残された人たちとの関係性だ。丁寧で美しい一連の儀式からは、死が厳かであることが感じられる。そして、終わりではないということも。
「おつかれさまでした」
大切な人の死を目の前にしたとき、私にもそう言えるのだろうか。

久しぶりに見たもっくん、変わらずかっこいいね。


オレンジの木から落ちて入院中の少女に、落馬してベッドから動けないスタントマンがお話しを聞かせてあげる。もちろん劇中劇で活躍する主人公も自分たちであり、ちょうどいま上映中の「パコと魔法の絵本」に似た設定だ。
子供に聞かせるのだからストーリーはシンプルでありながら、ぐっと大人向けの映像美が楽しめる。世界遺産のロケや、石岡瑛子のビビッドな衣装にウットリ。すみずみまで気を配られた背景や人物の配置、配色のバランスは、絵画を見てるように気持いい。
重力のままに落ちゆくもの、落ちゆくもの、なんてロマンチックに見えるんだろう。
映画ネタでしめくくられるオチもいい。
世界の有名監督が、東京を舞台に作ったオムニバス3編。
作品につながりはなく、東京である意味もあまりない。

いつも実験的な発想と映像で楽しませてくれるミシェル・ゴンドリーの新作を、とにかく見たかった。「インテリア・デザイン」は、現代の東京にいちばん近い感覚だろう。東京へ出てきたけど思ったとおりにいかないカップル。あてのない希望は、だんだんおかしな方向へ外れていく。それをほのぼのと描くのが、この人のセンス。

いちばん面白かった「メルド」。久しぶりに見たレオス・カラックスは、一段と冴えてる。目を背けたくなるものを、まっこうから描いてしまうのがうまいのだ。理解しがたい狂気を、見えないように片付けてしまえば解決するのか。それは日本が抱えている問題でもある。見ていて気持ちはよくない。それでもひきこまれ、長編で見てみたいと思うのは、怖いもの見たさか。

ポン・ジュノという韓国の監督は知らなかった。「Shaking Tokyo」では、ひきこもりを演じる香川照之のキモさが光る。その反面、蒼井優に魅力がない映画というのは珍しい。
男社会である落語の世界に入った女性が成長する物語、ではなかった。
伝統芸能である落語をいかに守り、いかに楽しませるか、といったベテラン落語家どうしの確執が見えてくる。
ストーリーの軸となるいわく付きの落語を、怪談めいた時代劇で見せる展開はうまい。ただ、このオリジナルの落語自体はそれほど面白くはない。過剰な演出で期待させておいてなぁんだ、という感じ。
その理由はラストで分かる。
映画としてのオチは気持いい!

津川雅彦のいやらしさと、ミムラのさわやかさのコントラストがいい。
いまやハリウッド映画で面白いといえるのは、ロマコメぐらいではないだろうか。なかでもキャメロン・ディアスが出るなら、このぐらいハメをはずしてくれないとというぐらいに期待通りで楽しかった。どんなにはじけても、大口あけても美しいばかりの彼女には胸がスカッとする。それでいてしっとりと大人っぽく成就する恋に、定番を楽しむ映画のよさがある。
恋にはルールなんてないのに、この邦題もうまい。

アシュトン・カッチャーいい男だなぁ、デミ・ムーアのだんなと知ってびっくり!