愛を読むひと

アウシュビッツにかかわった女性の半生を描く。
ふとした出会いをきっかけに朗読を通して愛し合うようになった二人は、時がたち離れても朗読によってのみ結ばれ続ける。本を読み聞かせてもらうことは、ハンナにとって重大な意味をもっていた。その秘密はどうしても守らねばならないものだったのか、時代や文化の異なる私には理解しえない。ただ彼女の誇り高さと、彼女を尊重しようとするマイケルの行動に心打たれる。愛し合いながらも思うようにならないのは戦争ゆえか、歳の差か、身分の差か。それとも、プライドなのかもしれない。

愛情を隠そうとしない二人の、サイクリングのシーンがまぶしすぎる。芯のある役が似合うケイト・ウィンスレットは、老女になっても毅然として美しい。

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