一世を風靡したものの時代の流れゆえ今は落ちぶれたレスラー役に、映画界から忘れ去られていたミッキー・ロークを合わせた設定がうまい。ゆるみきった肉体やなげやりなセリフには、残酷なまでに現実味がある。
プロレス界での自分の位置づけを理解しつつも、かつての名声を捨てることはできない。決して負けを認めようとせず、笑ってやりすごす生き方が痛々しい。そのようななか体を壊したのをきっかけに、身近な女性を愛そうとしたり、冷え切っていた娘との関係を修復しようとしたりと、平穏ながらも暖かい日常が動きだそうとしていた。人生思うようにいかないと言うが、すべては自分が選択した結果なのだろう。どうしようもなく駄目な方向にしか向かないのが、彼の正直な選択だった。
生の鼓動を刻みながらリングに飛び込む瞬間で、映画は途切れる。別の人生に向かったのだと思いたい。
プロレス界での自分の位置づけを理解しつつも、かつての名声を捨てることはできない。決して負けを認めようとせず、笑ってやりすごす生き方が痛々しい。そのようななか体を壊したのをきっかけに、身近な女性を愛そうとしたり、冷え切っていた娘との関係を修復しようとしたりと、平穏ながらも暖かい日常が動きだそうとしていた。人生思うようにいかないと言うが、すべては自分が選択した結果なのだろう。どうしようもなく駄目な方向にしか向かないのが、彼の正直な選択だった。
生の鼓動を刻みながらリングに飛び込む瞬間で、映画は途切れる。別の人生に向かったのだと思いたい。
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