2010年1月アーカイブ

トヨエツのだらしなさと薬師丸のかわいらしさあふれる、前半のコメディタッチがいい。人気カメラマンで浮気性の夫に対して、ことあるごとに家出を企てる妻である。そのやりとりには夫婦の絆がはっきりと見える。それだけに後半のギャップに驚いた。うちのめされて涙が止まらなくなった。
切ない、しかしそこからが長い。ネタバレはもうすこし後にして、もっとあっさりとさせてもよかったんじゃないか。大人向けなんだから、説明はいらないのだ。
けっこう映画を見ているつもりでありながら、この展開は予測がつかなかった。おかげで、存分に楽しめたともいえる。

いつまでも透明感を失わない薬師丸、このひとの魅力につきる。

なつかし心でつい足を運んでしまったところ、意外に楽しめた。
私にとってのヤマトは「さらば」で終わっていたために古代やユキが活躍している世界にびっくりしつつ、ヤマトが飛び立つ勇姿に胸が熱くなった。
デザインは大人目で好感が持てる。「平和な地球になじめない」という設定に問題を感じながらも、成長した古代は頼もしいばかりだ。そして部下はイケメン揃いときた。そんななかでも島さんは相変わらず地味なのねと思ってたら、どうやら弟だった。
無駄な特攻シーンは都知事の原案ゆえか。波動砲を出し惜しみしなければ同僚の死はまぬがれたものを。自爆テロのような行動はいただけない。
完結したかに見えたのに、続きがあるとは2度びっくりだ。

出会いから別れまでの500日を男性の視点で語る、ロマンチックコメディである。
あれは彼女に出会ってから何日目のことだった、というように思い出が再現される。つまり彼女を失ってしまった現在において、なぜ突然ふられたのか?何がダメだったのか?という後悔と、出会った瞬間のときめきや、初めて夜を過ごした天にものぼる気持ち、というふうに時系列を前後して良い思い出と悪い思い出を反芻する男がいるのだ。
同じころを思い出しても、だんだんと受け止め方は変化する。幸せの絶頂だった出来事が、2度と思い出したくないものになる。大好きだった笑顔が憎くなる。そうやって時間がたつにつれて記憶が塗り替えられ、やっと失恋から抜け出せるんだろう。
決定的な理由もなくうまくいかなかった恋愛を描く映画は珍しい。それだけに共感できる。現実の恋愛とは、だいたいがそういうものだからだ。

架空の惑星で繰り広げられる物語は、攻め入る先の原住民と恋に落ちてしまうといった「ダンスウィズウルブス」や「もののけ姫」に見るような、意外にも古典的なテーマだ。
はじめは薄気味悪かった原住民であるものの、部族や自然と強く結びつきながら生きる彼ら知るにつれて、親しみが持ててくる。時間をかけて主人公と同じ気分を味わうようになっているのだろう。恋愛が生まれるころには違和感が消え、全身青いヒロインがセクシーにさえ見えてくるのだ。
3D映像による惑星パンドラの冒険を堪能した後は、ハリウッドの戦争映画そのものとなる。一方的な攻撃に目を覆いたくなった。戦争好きなのか反戦の意図があるのかは、分からない。

ただでさえ疲れる映像なんだから、もうちょっと短くしてほしい。