★☆☆☆☆の最近のブログ記事

大好きなミシェル・ゴンドリー監督の新作はリメークものの3D映画である。ただし元ネタは未見だ。緑色のポスターが気持ち悪いのか、主役二人はパッとしないし、華をそえるであろうキャメロン・ディアスのポーズに無理が見える。架空のヒーローを自ら祭りあげ活躍する設定は、前日にみた「キック・アス」 に酷似しているため、どうしても比べてしまう。となるとオジさん、オバさんチームが勝てるはずもない。
ゴンドリーっぽい凝った映像はあるものの、3Dであることはどうでもよかったのが残念。 吹き替えは一歩間違うと間の悪いコントに見えちゃうから、それも悪かった。
年明け早々にトルナトーレ監督を見る、というのは楽しみだった。
それにしても、少年から青年時代、成人して結婚して家庭をもち...というシチリアを舞台にした男の一生はあまりに平凡だった。誰もが期待しているであろうニューシネマパラ ダイスのもうひとつの世界をもう一度しつこく、もし都会に行かなければの設定でやってしまったように見える。イタリア人にはグッと来る物語なのだろうか。
クライマックスといえば妻との出会いぐらい。政治方面に進むもぱっとしないし、イタリア男といえどもマフィアでなければ劇的でもない。ただ、どんなときも家族に囲まれている、それが言いたかった映画と思う。

子供のころに熱中したヤマトで山崎貴が監督とあっては観ねばならなかった。たとえキャストに問題があろうとも。アニメではたしか訓練生だった古代クンの年齢設定がおかしすぎるのは泣く泣くスルーして、誰がやるのか気になっていたデスラー総統&スターシャ。配役が発表されなかったので最後までもったいぶるのかと楽しみにしていたら、アレはないよ?それにワープの最中にイヤーン!
すべてを見てしまった今となってはやはり、CGは良かったというしかあるまい。古代を弟のように思っていた真田さんが好演!途中から「さらば」の展開になったのは、斉藤が出てきた時点で気づくべきだった。

昨年に見たアニメ「復活篇」のほうが、まだ楽しめた。あれは続きがあるはずだけど、今回プロデューサーが亡くなってしまったらか中止かしら。
バブルの香りとともに思い出される初々しいデミ・ムーアの出世作を日本でリメイクとは、やらなければいいのに・・・とわかっていながらも気になって仕方なかった。ロクロのシーン再現であったり、男女の立場が逆転して女がゴーストであったりするのは興味深いとしても、松嶋菜々子演じるキャリアウーマンというのはどうなのだ?ここで明らかに間違った。
 まったく切なくないゴーストなんて・・・もう抱きしめられたくないよ
鴻上尚史が演出するエネルギッシュな舞台に比べて、監督する映画やドラマとなると良さが損なわれる。そのへんをふまえスポンサーありきの舞台裏を描こうとしたのが、おそらくはこの題材なのだと思いたい。
ヒロインとなる人気脚本家と、そのシナリオに登場する主婦、その主婦が書く華やかなセレブの世界とインセプションばりの多重構造のなか深キョンの変化が見どころだ。とはいうのもも衣装が変わるだけで、演技の変化はまるでない。それで成り立つのが深田恭子の良さといえよう。悪魔のように周りを振り回す、わがままさが痛いほどにかわいいのだ。

乳房や指など人体が無くしたパーツを作る仕事によって人の心の隙間を埋めながらも、自分自信の心のカケラを求めようとする。乙女の記号がそこらじゅうにちりばめられている、桜沢エリカ原作の映画だ。
一途でわがままな女の子たちを描く漫画は好きだったけど、この中に出てくるまっすぐすぎるリコの瞳を見ているのは疲れてしまった。思ったことをあまりに口にしすぎる。一方、リコの愛を受け入れるハルは、同性愛とダメ男の間で悩む様子もなく自分の気持を出すこともなく、ダラダラとした学生生活を過ごす。
共感できない自分はピュアじゃなくなったってことなのか。
もともと戦争映画は苦手だ。とくにアメリカが介入する他国の戦争となると、その戦争のありかたに加えて、映画で訴えようとするテーマも理解しがたくなる。
本作品はイラクでの爆弾処理を描くもので、戦争の描写はない。送り込まれた兵士たちは、ゲームのようにもくもくと爆弾を処理していく。そのドキュメンタリーであり、感情移入する余地はなかった。

女性監督がアカデミー賞というのは嬉しい反面、こんな過酷な映画というのは寂しい。
両親の離婚のため、フランスから母の故郷である日本へ移り住まねばならない少女の不安を描いている。幻想的な森をとおして、自分なりに運命を受け入れていく変化がよく現れている。
演出を抑えた自然な描写が特徴だ。少女たちの会話がみずみずしい反面、メッセージ性が弱い。子供はああいうふうにとりとめもなくしゃべるものだけど、それをスクリーンで見ると他人のおままごとを見ているように気恥ずかしい。

フランス映画のようでいて、監督は諏訪敦彦。
日本を知らないほうが楽しめたのかな。
杜甫の詩をモチーフにした雨の情景が美しい。大学時代に引かれあっていたものの、結ばれることのなかった二人の再会から始まる。男性は韓国人で女性は中国人、かつての留学先がアメリカということで劇中は英語となっている。
人生の転機を経て大人になった二人が自然に惹かれあう序盤はいい。偶然の再会と、実は好きだった、という展開が女心をつかむのだ。ヒロインがわけありムードを漂わせると、一気に疲れた。自分から誘っておいてはぐらかしたり、思いつめた表情ばかりを見せたり。それに対しうっとりとするようなマスクと大きな体のまま、どこまでも甘く寛大なチョン・ウソンなのだ。
そんな二人にスパイスを利かせるような、ハゲ頭の支社長に救われている。



タイムトラベルという現実ではありえない設定を、まったくいかしきれていないのが残念だ。伏線もオチもない。主人公のおっさんは、自分ではコントロールできない不都合な出来事にただ苦悩するだけ。お相手の女性にとってはさらに不条理な人生を強要することになる。
同じ脚本家の「ゴースト ニューヨークの幻」をやりたかったんだというのはよくわかる。あのころは切ない物語とデミ・ムーアのかわいらしさに共感したものの、今や女は待っているだけの時代ではない。
ここまでうらやましくないタイムトラベルも珍しい。