2014年5月17日(土) 春の翻訳&ドキュメンテーション祭りと題して、WordPressの翻訳に貢献するためのハンズオンが全国13箇所のWordBenchにて一斉に行われた。日本語化が進んでいないテーマ、プラグイン、Codexについて自分たちで翻訳しようと、それぞれの地域にWPerたちが集まった。
Googleハングアウトで事前説明
翻訳に取り組むのは初めてという参加者が多いなか、Googleハングアウトによる事前説明が行われた。
- プラグイン・テーマ翻訳について 東京支部より直子さん
- Codex翻訳のすすめかた 仙台支部より五十嵐さん(おかん)
各地のWordBenchに参加しながら同時に勉強会を行うのは初の試みである。
テーマを日本語化
私はGMO Yoursにて開催された【東京支部】に参加し、「Hueman」というテーマについて日本語化を取り組んだ。テーマ班はWordBenchは初めてという方から、たまたま出張で大阪からいらしていた方、中学生も含め5人での作業となった。
まず公式ディレクトリよりHuemanをダウンロード

/languagesディレクリの中のen_US.poをコピペしてja.poにリネームする
ここで気を付けたいのは、例えば言語ファイルが英語の場合はen_US.po、フランス語の場合はfr_FR.poというファイル名となっている。日本語ならja-JP.poでは?と思うところ、ja.poとなるのだ。これはWordPressのルール。
Poeditでja.poを開く。
ちなみにPoeditはオープンソースのgettextカタログ(poファイル)エディタで、WordPress専用ではないらしい。
翻訳対象について日本語訳をつけていく。Poeditで保存すると、ja.moというバイナリファイルが生成される。WordPressで実際に使われるのはこのja.moだ。

翻訳対象の用語が35個なのでタカをくくっていたところ、意外に手間取った。ここでの用語はこの日本語で合ってるのか?だけでなく、実際にテーマのどこに表示されるのか?その箇所を探したり、見つからない場合はテンプレート内を検索して突き止めながらの作業だった。

テーマが未翻訳の場合は上図のように表示されるところ、日本語化すると下図のようになる。

テーマ班で意見を出しあいながら完了。
あとはja.poとja.moをテーマ作者にメールして採用されるのを待つ。採用されれば自分の翻訳がテーマと一緒に配布されることになる、と思うとなんだか嬉しい!こうしてテーマの日本語化が進めば、WordPressユーザーがもっと増えるかもしれない。
もっと挑戦してみたいもののなかなかひとりでは取り組むのは億劫なので、たまにはこうして集まる機会があるとよいな。
全国13地域での実況中継
東京はじめ全国13地域のWordBenchでの同時開催となった今回、最後にGoogleハングアウトを使って各地の成果を伝え合った。Codexの翻訳に取り組んだチームが多かったもよう。今日一日でCodexの日本語化がグーンと増えたかと思うと頼もしいかぎりだ。

参考にした資料
はじめてみよう! WordPress プラグイン・テーマ翻訳
直子さん、当日スライド
[WordPress] WordPress Codex 日本語版を更新してみよう
tamaさん、Codex翻訳の事前準備と更新方法
Glossary for Japanese translation of Development 
WordPress日本語訳に関する用語集
(こんな公式資料があったのね!?)
 
	
		



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